西鉄が7月から高速バス5路線の運賃値上げ 福岡〜別府・大分・湯布院など 回数券も対象

西日本鉄道は、西鉄グループが運行する高速バス5路線について、2021年7月1日(木)に運賃改定を行います。

新型コロナウイルス感染症の影響により利用客が減少している中、路線の維持のためには収支改善を図ることが必要と説明しています。一部の区間を除いて片道運賃が値上げされるとともに、各種割引乗車券や企画乗車券についても値上げが実施されます。

今回の値上げの対象は、福岡〜大分・別府線「とよのくに号」(西鉄・亀の井バス・大分交通・大分バス共同運行)、福岡〜湯布院線「ゆふいん号」(西鉄・日田バス・亀の井バス共同運行)、福岡〜日田線「ひた号」(西鉄・日田バス共同運行)および、福岡〜黒川温泉線(九州産交バス・日田バス共同運行)です(詳細は下表を参照)。

福岡〜大分線では片道運賃は据え置かれますが、紙券の「4枚回数券」および、Web予約限定「WEB回数券」(4回分)の料金が値上げされます。

福岡〜別府線では、福岡市内〜高速別府湾・APU間など一部の区間の片道運賃が値上げとなります(福岡市内〜別府北浜間は据え置き)。「4枚回数券」「WEB回数券」も値上げの対象です。福岡〜湯布院線ではすべての区間の片道運賃のほか、「往復・ペア乗車券」「4枚回数券」「WEB回数券」のいずれも値上げされます。

福岡〜日田線では片道運賃(一部の区間を除く)のほか、「往復・ペア乗車券」「4枚回数券」が値上げ対象となります。なお、日田線ではスマートフォンアプリで購入できる4回分の回数券が7月1日(木)から新たに発売される予定です。そのほか、福岡〜黒川温泉線でも片道運賃(一部の区間を除く)および「往復・ペア乗車券」が値上げとなります。

運賃値上げに伴い、高速バス往復乗車券と現地観光オプション券などがセットになった企画乗車券についても価格改定されます。値上げされるのは、福岡〜別府線の「別府地獄きっぷ」「高速サファリジャングルきっぷ」、福岡〜湯布院線の「とりっぷきっぷゆふいん」「九重夢大吊橋きっぷ」、福岡〜日田線の「日田ぐるチャリきっぷ」および、福岡〜黒川温泉線の「黒川湯めぐりきっぷ」の計6種の企画乗車券です。

いずれの路線においても、6月30日(水)までに購入した乗車券・回数券については、有効期間内であれば追加運賃なしで利用できます。